人前でしゃべることが、大の苦手。
あがり症なので、人前でしゃべると、
心臓バクバク、
顔もひきつるし、
のどがカラカラなるし、
手に変な汗かくし、
自分の順番が回ってくるまでは人のはなしも耳に入らず、
順番が回ってきても、言いたいことの半分も言えず、
話しおわってからあれもこれも本当は言いたかったのに。。。って。
飲み会の席での自己紹介ですらだめ。
(笑いをとるなんてもってのほか!)
結婚式の友人代表のスピーチも
カンニングペーペーを見ながらなんとかできたけど、
声が震えたし、緊張しまくって、うまくしゃべれなかった。
そんな散々な記憶しか浮かんでこない。とほほ。
だから人前でうまくしゃべって、
さらに笑いをとる人なんて尊敬で、
そんな人がうらやましくてしょうがない。
それなのに、
とにかくいろんな場所で
人前で話すってことはつきまとう。
深呼吸をしたらいい!とか
聞いてる人を味方と思え!とか
うまく言おうとするな!とか言うけど、
そう思っててもやっぱりだめ。。。
ヨガのインストラクターになるってことは
イコール人前で話さなきゃいけないわけで、
それは、あがり症への挑戦でもあった。
最初のハードルは
週に1度のヨガサークルだった。
話すことを全部ノートに書いてしゃべったので、
今思えば不自然だったかもなぁ。
ヨガサークルで教えるときは、
相手は5人~10人くらい。
正直、人数が少ないとほっとしてた。
緊張をかくすためにBGM大きめにしてた。
そのサークルも半年続き、25回目を終えた。
すこーしずつではあるけど、
徐々に慣れてきて、
ノートを見なくてもセリフが言えるようになった。
時々噛むけど。
そして、クリパルヨガでの
自分の感じたことを人前ではなすというシェアリング。
相手を説得するでも、自分の正当性を主張するわけでもなく、
自分の話は簡潔・明瞭にはなし、
相手の話は尊重し、沈黙も受け止める。傾聴する。
意外と人のはなしを聞くって難しい。
興味のないはなしだと聞かなかったり、
結論を先走ったり、
違うことを考えてたり、
自分と違う考え方を否定したり。。。
クリパルヨガでは、ヨガのこと以上にそのことが勉強になった。
話すこと以上に、聞くことが大事。
人前で自分の感じたことを話すごとに
すこーしずつ慣れてきた。
先日、会社の忘年会で100人くらいの前で
1分間ほどの自己紹介をすることになった。
でも、今までないくらい、笑顔で普通にしゃべれた。
こんなの生まれてはじめてだった。
高橋尚子が、東京国際女子マラソンで
前回失速した「坂」の壁をのりこえ、優勝したとき、
「だめなことを、だめなままにしていたくなかった」
とインタビューで言ったセリフが頭から離れなかった。
口で言うのは簡単だけど、
実際やりとげた彼女に感動した。
わたしは、まだまだ全然だめだけど、
人前ではなせるようになるには場数を踏むしかない!
そう思ってがんばります。。。