いろんな空を見ました。
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こちらはイグアスの滝。
南米のスケールの大きさには、ため息が出ます。
世界最大の湿原、
パンタナールへ。
日本の本州くらいの大きさだそうです。
野生動物の宝庫といわれるだけに、
たくさんの動物たちがいました。
↑アリクイ
↑巨大へび
↑アリ
↑ピラニア
↑アルマジロ
↑ワニなんて、
普通にそこら中にウヨウヨいました。
↑馬
馬の写真を撮ってたら、
じょぼじょぼ・・・と聞こえるのでよく見てみたら、
正面の馬が用を足しているところでした(((( ;゚д゚)))
大変失礼いたしました。
ブラジル~ボリビア~ペルーと、
南米大陸を45日間かけて横断する、
地球探検隊というツアーに参加しました。
集合場所はブラジルのリオデジャネイロです。
ツアーといっても、
世界のバックパッカー達と共同生活しながら旅するというもので、
国際版『あいのり』といった感じ。
メンバーは、
イギリス、アメリカ、ノルウェー、アイランド
などから集まった9人でした。
ツアーリーダーはカナダ人女性でした。
すべて英語なので、
少しは英語が上達できるかなぁと、
ちょっとした留学気分でこのツアーに参加したんですが・・・
甘かった。
まずメンバー中、5人が10代!
これには驚きました。
ノリがね、、、
若いんですよ、、、。汗
おまけに、
ノンネイティブがいませんでした。
(ちなみにノルウェー人は、ネイティブ並みの英語を話します。)
1対1の会話ならなんとか大丈夫だったし、
ルームメイトの子と恋話とかして楽しかったんですが、
これがみんなの輪の中に入ると、
ほとんどだめでした。
だいたい夜はみんなでご飯を食べに行くんですが、
会話が早すぎて全くついていけないわ、
スラングは多いわ、
みんなが笑っていても、
なんで笑ってるのかわかりません。
みんなと一緒にいるのに孤独、、、みたいな。
ツアーリーダーはこう言いました。
「陽子って本当に勇敢だわ!英語も話せないのにこのツアーに参加するなんて。」
そんなはっきり言わなくても!笑
英語も勉強して行ったので、
正直へこみました。
がんばって発言すべきなのか、
自己アピールが足りないのか、とか、
いろいろ悩み考えました。
お酒を飲んで酔っ払ってみたらいいかも、
とかも考えてしまいました。←やけ
ホテルへ戻ってひとり英語を勉強したり、
できるだけ楽しもうと努力しましたが、
すっかり自信を喪失していたわたしは、
気づくととても物静かな人になっていました。
無口なわたし。。。
似合わない。。。
自分が、自分じゃないみたい。。。
ツアーリーダーがヨガをしている人だったので、
一緒にヨガの話しができたことが、
せめてもの?救いでした。
ツアー自体も結構ハードだったので、
精神的にも肉体的にも疲れ果てていたときに、
その人と一緒にヨガをしたんですが、
涙がぽろぽろ出てきました。
ほんとの自分に戻れたような感覚でした。
メンバーの中に、
とても親切な人もいて、
”写真撮ろうか?”とか、
”今の説明わかった?”
と、優しい言葉をかけてくれたときにまた、
涙がでそうになりました。
ちょっとした優しさが身にしみたなぁ。。。
友達からのメールとかにも、
だいぶ励まされました。
これは45日間の修行なのか!?
という感じでした、、、が、
今振り返ってみると、
自分を見つめるとてもいい機会だったかなぁと思います。
チリの首都サンティアゴから、
飛行機で約5時間。
向かうはイースター島。
乗客には日本人が全くいなかったのに、
たまたま私の隣は日本人の女の子めぐちゃんでした。
めぐちゃんも旅行が好きで、
2度目の南米旅行らしい。
そして2人で、
安宿で有名なキャンピング・ミヒノアへ。
めぐちゃんは予約してたけど、
わたしは飛び込みで行ったので、
その日はテントしかありませんでした。
テントかあ。。。汗
いや、テントでもいいんだけど、
雨が降ると浸水したりするって聞いてたので、
ちょっと不安。
でも着いたのが夜だったし、
仕方ないので、
テントに寝泊りすることにしました。
0時の消灯時間を過ぎると真っ暗!
海のすぐそばなので、
風がゴーゴーと音をたてて、
激しくテントをたたきつけます。
こ、怖い。。。
夜中、トイレに行くと、
地平線近くに真っ赤な月がでていました。
それもすごく怖かった。。。
でも1日もすると、
テントの狭さとか、地面のぼこぼこ感とかが、
逆に快適になってきました。
慣れってすごいなぁ。
結局、テントに3泊しました。
10人くらい日本人旅行者がいて、
1年間旅している人や、
イースター島だけに旅行に来た人、
イースター島が居心地がよくて何ヶ月もいる人など、
いろんな人がいました。
こういう出会いもまた旅行の楽しみのひとつです。
みんなでごはんを作って食べたり、
夜遅くまでおしゃべりしたり、
夜明けのモアイを見に行ったり、
レンタカーで島を一周したり。
モアイは思ってたよりも大きくて、
ミステリアスで、
天空の城ラピュタにでてくるロボット兵みたいな、
かわいいけど、
ちょっと切ない感じもありました。
島は、
時間がゆっくり流れていて、
草原の緑と、
海や空の青のコントラストがすごく美しかったです。
どこの国がよかったかよく聞かれるのですが、
これがホントに難しい。。。
数えてみると、
行った国は全部で17カ国でした。
行った順に、
<南米・中米>
アルゼンチン
チリ
ブラジル
ボリビア
ペルー
メキシコ
<ヨーロッパ・アフリカ>
スペイン
ポルトガル
モロッコ
トルコ
ブルガリア
セルビア
クロアチア
ハンガリー
チェコ
<北欧>
フィンランド
<アジア>
タイ
どこの国も本当によかったです。
”人がフレンドリーで食べ物がおいしいところ”が大好きなので、
そういう国がやっぱり印象に残ってます。
わたしが特に好きだった国は、
ペルー、メキシコ、トルコ、クロアチア、チェコ、タイ
かな。。。。
パタゴニア(アルゼンチンとチリの南部)もよかったです。
アルゼンチンは肉だらけでした。
チリではイースター島でカレーライスを食べました。
ブラジルではワニやヘビやピラニアを見ました。
ボリビアでは塩の湖の上でヨガをしました。
ペルーでは高山病になったり寒すぎて寝れない体験をしました。
メキシコは色彩がすごくきれいでした。
スペインではEURO2008を観戦しました(barで)。
ポルトガルではものすごい釣り人を発見しました。
モロッコではうっとおしいくらいモロッコ人が話しかけてきました。
トルコでは親日家が多いと実感しました。
ブルガリアでは罰金を払わされました。
セルビアではバスケットボールをしました。
クロアチアではヌードビーチに行きました。
ハンガリーではドナウ川を眺めました。
チェコは全てが美しいところでした。
フィンランドではかもめ食堂に行ってきました。
タイではタイ人のうちにホームスティしました。
旅日記、ちょっとずつUPしていきたいと思います。
ただいまー!
無事日本に帰ってきました。
うれしー!!
(旅日記、たった2日分しかUPできなかったけど。。。)
もちろん旅を終える寂しさもあったし、
いろんな旅人から旅の話を聞くと、
あそこも行きたいここも行きたい!って、
そういう欲求はおさまることがなかったんですけど、
やっぱり日本が恋しかったです。
最後の飛行機はJAL。
乗ってる人も日本人、
聞こえてくる言葉も日本語だったので、
ああーいよいよ日本に帰るんだなって、
すごく嬉しくなり、
思わずとなりに座ってる人に、
この嬉しさを伝えたくなってしまいました。
この旅でいろんなことがあったなーって、
出会った人のこととか思いだして、じーん。
日本にいる、
家族や、友達や、会社の人とかを思い出して、
また、じーん。
特に危険な目にもあわなかったし、
こうして無事帰ってくることができて、
きっとみんなの「気をつけてね」って言葉が、
わたしを守ってくれたんだなーって思います。
感謝です、本当に。
ありがとう。。。
そして、
待ちわびた、白いごはんにお味噌汁。
お、おいしい。。。
店員さんが親切。。。
テレビをつけるとタモさんが相変わらず冗談を言っている。
平和だ。。。
蝉の声、甲子園、夏祭り。。。
やっぱり日本いいなあ。
日本人でよかった。
改めてそう思いました。
これから、温泉行ってきます。
温泉のあとはうどん食べようかなー。
あーうどん!!!
日本を満喫するぞー。
明日から鹿児島の実家に帰省してきます。
↑ 鹿児島神宮のお守り
たっぷり寝て、
体力も回復したので、
相部屋の女の子たちと、
ブエノスアイレスの街を観光してきました。
イギリスやオーストラリアの子たちだったんですけど、
ネイティブ同士の会話、早っっ!!!
全然聞き取れないんですけど。。。汗
地下鉄に乗ると、
物乞いがものすごい大きな声でなにかさけびながら、
人ごみをかき分けていきます。
それが二人くらい続き、
圧倒されていると、
今度は女性がバイオリンを取り出し、
電車内で、弾きだしたっ。
そして自分のCDを取り出し、
買ってくださいアピール。
日本とはあまりに違う電車内の光景に衝撃をうけました。
あぁここはもうアルゼンチンなんだなあ。
夜は、タンゴショーへ。
タンゴはほんとセクシーでした。
男の人の動きがキザすぎてちょっと苦手だったけど(笑)、
女の人はダンスもスタイルも美しくて、
ポーッと見とれてしまいました。
タンゴショーの会場へ送迎してくれる
運転手のおっちゃんがとにかく陽気で、
スペイン語わかんないって言ってるのに、
とにかく楽しそうにしゃべってきます。
タンゴのCDにあわせて実に気持ち良さそうに鼻歌をうたってて、
タンゴを愛する気持ちが伝わってきます。
鼻歌の音低がかなりずれてるのが、
またいい味だしてたなあ。
そしたら英語とスペイン語が話せる別なおっちゃんが通訳してくれたりして、
おっちゃんの言いたいこともわかり、
楽しいひとときでした。
陽気なアルゼンチン人を絵に書いたような、
そんなすてきなおっちゃんでした。
PS,写真が大きくてすみません。
小さくする仕方がわかりません。
これってソフト使わないとだめ?
成田→ロサンゼルス(経由)→チリ(経由)→アルゼンチン
もう成田にきているというのに、
なぜかいまだに、
これから旅に出るという実感がわきません。
以前海外へ行ったときに、
日本食がかなり恋しかったので、
インスタントの米と味噌汁とおかゆも持ってきました。
これで当分はしのげるかな。
成田からロサンゼルスで乗り換えて、
さらにチリで給油して、アルゼンチンへ。
機内では映画を3本見て、意外と充実してたんですが。。。
しょっぱなからやっちゃいました。
乗り継ぎ失敗。
チリで給油のときに、
そのままのっておけばよかったと思うんだけど、
間違って外にでてしまい、
いろいろ人に聞いてるうちに、
気付けば出発時刻がせまってる!
時間がぁぁとアピールしても、
空港の人はマイペース。
カウンターへ行けばイミグレへ行けと言われ、
イミグレへ行けばカウンターへ行けと言われ、
どっちやねん!!
とつっこみつつ空港内をダッシュ。
かなり走り回った気がする。。。
にもかかわらず、
飛行機はわたしの荷物をのせたまま、
アルゼンチンへ行ってしまったのでした。
ガーン。。。
空港の人に事情を説明して、
キャンセル待ちリストに加えてもらい、
2時間待って、
なんとか無事にアルゼンチンのブエノスアイレスへ。
荷物も見つけて、ホッ。
そんなこんなで、
30時間以上かかったかな。
ホテルへついてバタンキュー。
心身共にへとへとでした。
旅にこういうのってつきものだけど、
何もしょっぱなから。。。
でもやっと、
旅してるんだなーっていう実感が湧いてきたのでした。