献血というものをしたことがない。
なんていっても、注射がこわい。
こわすぎる。
針が太いって聞くし。
でも、母は献血をたくさんして表彰されたくらいだ。
それなのにわたしがこんなことではいかん。
乗り越えなければいけない壁のような気がしていて(笑)、
いつかはやるぞと心に決めていた。
そんなとき、駅にとまっていた一台の献血カー。
赤十字社の男性がスピーカーで呼びかけている。
まるでわたしに訴えているように聞こえる。
よし献血、やってみよう。。。
そう思っただけで、
左腕が、注射をされているような気持ち悪い感覚になった。
どきどきしながら
受付に行き、渡された用紙に記入する。
「注射はどれくらい痛いんでしょうか?」
わたしのこんなアホな質問にも、
受付の人が優しく対応してくれた。
わたしの場合、初めてなので
検査のための注射と、採血のための注射、
計2回、注射をしなければならないらしい(泣)。
隣の人は、献血を何度もしているのか、
なにくわぬ表情をしている。
受付を済ませ献血カーに入った。
献血をして貧血になった人がいて、
看護士さんがあたふたしている。
ひえー。こわいよー。こんなときにやめてー(涙)。
できるだけその人を見ないようにしながら、
深呼吸をして順番を待つ。
そんなハプニングがあったり、混雑していたこともあり、
わたしの番がきたのは受付から1時間後くらい。
どきどき。
看護師さんが受付シートの最終チェックをする。
「ピアスによる、かぶれはないですねー」
「え?・・・・少しかぶれてるんですが。。。」
結果、
金属アレルギーということで、献血できず。
「かぶれが治ってからまたきてくださいね」
「はい・・・(苦笑)」
献血後の、
あたしやったよ!的な自分をイメージしていたのになぁ。
この緊張しっぱなしの1時間は一体。。。